クラフトマンシップ

赤澤朝陽の仏壇作りを支えるのは、全国選りすぐりの職人たち。
礼拝室用の仏壇は長野工場から、家庭用仏壇は提携先静岡・徳島工場から全国・海外へ発送します。

  • 木工
  • 砂型鋳造
  • 鍛造
  • 漆塗り
  • 金箔
  • 線香
  • 組立
  • 仏壇の一番最初の工程、木地の製作は埼玉県狭山市の工場で行っています。赤澤朝陽の仏壇は無垢材を多く使用し、木材を削り出すことで生まれる曲線の美しさを最大限に活かした作りが特徴。確かな技術と経験による伝統的な工法になります。

  • 仏壇に使用する花立や灯立といった金物仏具は、砂型鋳造で製造します。砂型鋳造とは、砂で作った型の中に、金属を流し込んで形成する手法のことです。流し込んだ金属が固まった後は、砂型から取り出して、表面を研磨しきれいな曲線に仕上げます。
    溶けた金属を型の中に流し込む際には、溶解した金属は1000℃を超えるため、工場の中は真夏のように暑くなります。

  • 「りん」などの鍛造は、富山県・高岡市の職人が行っています。りんを作る際は、最初に、皿状の板を叩きながら丸めていき、底面の形を作製します。
    次に、ロール状の銅板を溶接して繋ぎ合わせ、金槌で叩きながら、側面の形状を作製。全体の調子を見ながら、叩く加減を調整します。最後に、「リブ」というロール状のフチを付け、全体を熱し、形を整えて完成です。

  • 漆塗りを行うのは、「木曽漆器」で有名な、長野県・塩尻市の木曽地方の職人達。漆塗りには、専用のハケを使用します。ハケ目を出さないように漆を塗りつけた後は、「室(むろ)」という大きな木棚の中で、保湿しながら乾かします。
    漆の乾燥で重要なのが、部屋の温度と湿度を適切に保つこと。この調節を失敗すると、表面に大きな色ムラが出てしまいます。

  • 金箔の厚みは約10,000分の1ミリ。極限まで薄く伸ばした金を一枚一枚丁寧に貼り付けています。
    貼り付ける物は板の用に平らな面だけではなく、曲面、凹凸、彫刻など仏壇の部品ごとに金箔をミリ単位で切り揃え貼り付けます。
    赤澤朝陽の仏壇に貼られている金箔は一部を除き特殊なコーティングを施してあるため、金箔の劣化や傷を防止し、末永く美しさを保つ仕様に工夫されています。

  • 赤澤朝陽の(で販売している)お線香は、日本一のお線香の生産地である兵庫県で生産しています。
    お線香を作る際は、原料となる杉の葉や香料などを練り合わせ、機械を使ってパスタのように押し出してやります。パスタ状になったお線香の束を乾燥させ、丁度良い大きさにカットして完成。お線香を真っ直ぐカットするのは非常に難しく、機械の調子や乾燥具合をしっかりと見極める必要があります。

  • 全国から集められた仏壇・仏具の素材は、富山県・高岡市にある赤澤朝陽のアッセンブリー工場へと輸送されます。
    そこで組立・調節を行い、お客様の元にお届します。海外の場合は、素材だけを現地に送り、現地で組立を行うことも。
    銅・鉄器や漆器の生産が盛んな高岡市は、全国有数の仏壇・仏具の産地としても知られています。